2017年10月3日火曜日

Title: Didi mtswane weli

Title: Didi mtswane weli
(Deutsch: Ein großes, grünes Tal)
Regie: Merab Kokotschaschwili

グルジアの映画見て来ました。大変貴重な映画で、ネットには情報はあまりありません。
今日のトークでいろいろ知りました。この映画は、完成後2回ほどグルジアで上映されそれから、上映禁止になり、1975年にドイツのこのアルセナールというベルリン映画祭の会場にもなっている場所で、再上映されたそうです。
今日は、その二回目の上映ということでした。つまり、42年目の再再上映ということになります。

グルジアは、当時のソビエトからすごく圧力がかかっていて、タイトルクレジットなどは、ほとんどすべてがロシア語で映画内だけグルジア言語で話されていることでした。また、現在グルジアの映画アーカイブ施設では、約800のグルジア映画すべてを収蔵していて、それは、そこの施設に住んでfilmmakerが管理をしているということでした。それについて話をしている、グルジア人のKhatuna Khundadzeさんは、大変嘆いていました。「国からお金がでない。でもドイツはいつも私たちを助けてくれる。」

監督は感無量という感じで、熱くトークが繰り広げられました。いつもガラガラのアルセナールも今日はほとんど満席で、グルジア映画に対するエキゾチックな魅力に引きよさられたのか・・・。監督は、「映画は生きている」と言っていました。今、MOMAや他の場所で上映がされているそうです。そうですよなぁと本当に。

直前のディスカッションでは、当時のキュレーターでもあった方が来て話をしました。ディスカッションの中心人物は、現在のベルリン映画祭のフォーラム部門のキュレータでもある、Stefanie Schulte Strathaus。(https://www.berlinale.de/de/das_festival/festivalprofil/biographien/biografie_schulte_strathaus.html)

また、アメリカからもゲスト Susan Oxtoby (University of California, Berkeley Art Museum and Pacific Film Archive)が来てました。

今回の再上映のために、しかもドイツ政府からお金が援助されています。

ということで、1975年当時のキュレータと監督のトークの写真をあげておきます。
ちょっと別な話ですが、通訳の人すごかった。すごくできる人なんだと思います。本当に素晴らしい通訳者だと思いました。

左: 当時のキュレーター 真ん中: 監督 右: 通訳者










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